スリランカ編~ベルワラ
2009年11月21日   訪問先:スリランカ


コロンボの南約70kmに位置するベルワラは1,500年も前から栄えた貿易港であったが、今は宝石の研磨地で漁港だ。
道路が広くなったので予想より早く午前9時半くらいに着いてしまった。
水曜日と土曜日だけ開くマーケットは午前10時くらいからブローカーが集まりだす。
原石の輸入商、鉱山主、ブローカー、研磨業者、カット石のブローカー、輸出業者など数千人がスリランカ中から集まってくる。
100mもない路地のマーケット自体は狭く、その何分の一しかいないが、周りの住宅や工場にある事務所が取引場所になる。
しかしマーケットに買い付けにきている外国人バイヤーは我々以外インド人が数組いるだけであった。
取引の仕方は30年前と同じであるが、聞くところによると、1,000年前から基本的には変わっていないらしい。
ラトナプラで宝石が発見され、ベルワラで研磨されるようになったのは、1,000年以上前というのは初めて知った。
そのころ中東から移住してきた人たち(回教徒)が宝石の加工や貿易をベルワラで始めたそうだ。
ファズリもその子孫で70代目である。
そして1,000年続いたスリランカの研磨を変えたのがイマハシの研磨機であるという。
当時のイマハシ製作所は、20年も前に研磨機の輸出は止めているが、その正確なコピーが今でもImahashi cutting machineと名づけられ販売されている。
スリランカの宝石に関係する人たちでイマハシの名前を知らない者はいないらしい。
スリランカのカットが良くなり、タイのカットに負けないのはImahashiのおかげであるといわれると悪い気はしない。
死んだ親父も喜んでいるだろう。
今回は非加熱のブルーサファイア、パパラチアサファイア、そして通常加熱のパパラチアだけを買い付ける。
それも日本で鑑別がとれたらという条件で買い付ける。
通常午後4時ごろには終わる買い付けが6時過ぎまで続いた。
10分くらいの昼食時間を除いても8時間以上宝石を見続けたことになる。














