制作秘話
~輝くジュエリーが生まれる瞬間~その瞬間にまるで立ち会っているかのように現場の雰囲気をお届けできたら・・・ 今回は磨き職人「朴(パク)さん」の現場をご紹介します

厳しくも優しい眼差しでジュエリーを磨く。。。

ジュエリーを完成させる、最後の工程【磨き】部門。
ここに至るまでいくつもの工程で何人もの職人が手をかけてきたジュエリーを総仕上げする、いわば最後の砦、とても重要な部門です。
最後の最後でこれまでの全工程を台無しにしないためにも、プラチナ、ゴールドなどの素材の特性、石の硬度、商品の構造、セッティングの技法、そのどれにも熟知していないと多種多様なジュエリーを磨くことはできません。
また、ぴかぴかに磨きあげればいいというものではなく、磨きながら、商品としてお客様にお渡し出来る品質になっているのか、全体をチェックしながら仕上げていきます。

そんな重大な任務にやりがいと面白さを感じ、日々、喜んでくださるお客様の顔を浮かべながら作業をしているのが、磨き職人の一人、朴(パク)さんです。
厳しく品質をチェックしながら、お客様に可愛がって頂けるよう願う。。。 その姿はまるで旅立つ我が子に何やら最後に言葉をかけているかのようです。


朴(パク)さん

朴さんは韓国で16歳の時、技術者としての経歴をスタートしました。もの作りに興味があり、専門の学校に入学し、貴金属工芸科で勉強しました。勉強すればするほど、細かい部分をいかに綺麗に仕上げて作るのか、その奥の深さに魅了されていきます。そしてもっと幅広く経験したい、それが来日のきっかけです。

優しい笑顔がとてもチャーミングな朴さんですが、実は、、、!
技能オリンピックという、技術者の世界大会【金メダリスト】という凄腕の持ち主なのです。

技能オリンピックって、何???

正式には、国際技能競技大会と呼ばれ、ほぼ2年に一度、ワールドスキルズインターナショナル(WSI:WorldSkills International)によって開催される、参加国の職業訓練の振興と参加者の国際親善・交流を目的としている技能労働者の技能を競う大会。
通称、技能五輪国際大会または技能オリンピック国際大会

大会開催年に満22歳以下であることが参加資格で、各国1種目につき1名または1組のみの参加という、出場自体が狭き門になります。

今回当社の朴さんが獲得したのは、2001年にソウルで開催された技能オリンピックでの貴金属装身具(Jewellery)部門の金メダルです。

朴さん、オリンピックのこと聞かせてください!

Q:出場の動機は?

A:学校の先生の推薦です。

Q:競技種目と内容は?

A:貴金属工芸部門でブローチを作りました。

Q:金メダル獲得!その時の気持ちは?

A:言葉では説明出来ないくらい嬉しくて、「やった!!!」って感じました。

Q:周りの人の反応は?

A:みんなも私と同じく嬉しい気持ちで、とても喜んでくれました。

朴さん
【金メダリストを生んだ、誇らしき道具たち】実際にオリンピックで使用した工具を見せてもらいました。

右から時計周りで、

1.どっしり頼もしいピッチボール
2.かゆい所にきっちり届くヤスリ
3.持ち場のちがうヤットコ野郎
4.職人の身代わり!熱から手を守るリングホルダー
5.まさに工具のメルティングポット!リューターポイント

工場長から一言

世界中から技術者が集まって実力を競う世界技能オリンピックで金メダルを獲得したことは、朴さんの技術が世界で認められた証です。
朴さん自身、このことを誇りに思っていますし、何より朴さんが作った商品をお客様に使って頂けることが当社としては本当に嬉しいです。

当社はこれからも、朴さんのような優秀な技術者が集まって技術の向上を目指すとともに、お客様にご満足また感動して頂ける最高の商品を提供していきたいと強く思います。